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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】北京市が緊急事態。PM2.5警報レベル最悪の「レッド」に! 

先月下旬、中国の北京市は大気汚染が今年最も悪い状況にあるとして「オレンジ」レベルの警報を発令し、市民の間に強い不安が広まっていた。それからまだ1週間しか経っていないというのに、そのレベルがさらにアップ。とうとう「レッド」に転じてしまったようだ。

 肺ガンの患者数を増やすとして真に懸念されている、大気中の「微小粒子状物質(PM2.5)」。北京市は先月28日、一時的にではあるが1立方メートルにつきPM2.5の量が390マイクログラムを超えたとして、市民に対して警報レベルが「オレンジ」の領域に入ったことを発表し、外出時はマスクを着用するよう、また学校にいる児童生徒らは教室内にとどまるよう強く呼びかけた。ちなみに世界保健機関(WHO)が示している安全基準値は25マイクログラムである。

そんな中、北京市において大気汚染のレベルが最悪を示す「レッド」に突入してしまったことを中国のメディア「shanghaiist.com」が伝えている。この警報により、8日午前7時より10日午後12時まで北京市の公立学校はすべて休校となり、道路交通においても自動車のナンバープレートの偶数・奇数による末尾制限が徹底されるよう、当局が指導や取り締まりにあたるもようだ。

2008年に開催された北京オリンピックから今夏の世界陸上・北京大会まで、国際的ビッグイベントとなれば少し前から全市を挙げて大気をきれいに保つ努力を続け、その結果、少しの間ではあるが“美しい青空の都市・北京”を再現できている。「やればできる」と高く評価されながら、あっという間に灰色の霧の町へと逆戻りしてしまった。

※ 画像はshanghaiist.comのスクリーンショット。

(TechinsightJapan編集部 Joy横手)