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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】「学生諸君、銃所持を!」 クリスチャン系米有名私大の学長が仰天発言。

カリフォルニア州サンバーナーディーノの福祉施設で起きた14名が死亡という銃乱射事件を受け、オバマ大統領は全米市民に向け銃規制強化を改めて訴えた。だがバージニア州にあるクリスチャン系大学としては世界最大規模の名門私立、「リバティ大学」の学長の方針はそれとは異なっていたようだ。

アメリカにおける銃乱射事件では最大の犠牲者を出した「バージニア工科大学銃乱射事件」の記憶も生々しく、銃に対抗するには銃しかないという考え方がとても強いバージニア州。「全米ライフル協会」の本部もあり銃規制に関してはとにかく甘い。そのリンチバーグにある「リバティ大学」で4日、14,000人の在学生がほぼ全員参加した集会の壇上でジェリー・フォールウェルJr.学長はこのように呼びかけた。

「我が国の大統領が、あのカリフォルニアの銃乱射事件を受けて銃規制強化を謳うとは驚きました。私ですらお尻のポケットにはあるモノを隠し持っています。あの福祉施設の中で誰か一人でもソレを持っていれば阻止できたかもしれないのに、あそこでソレを取り出したとして一体誰がその人を責めるでしょうか。」

「私は以前から“善人はもっと銃を持つべきだ。そうすればムスリムの奴らが近づいてきたところで、お前たちに殺されてなるものか、ここで勝手なマネはさせないと思い知らせることができるのに”とずっと思っていました。銃の安全な使用方法を学び、衣服の下に隠し持つのであれば正しく登録して許可証を得る。私は学生諸君にこれを強く勧めたい。」

拍手喝采を受けると満足そうな表情を見せたという学長。 地元紙『The News & Advance』は多くの学生が学長のこの発言に刺激を受け、銃携帯の許可証取得を希望する学生が早くも現れていることを伝えている。しかしイスラム教徒をはっきりと敵視した学長には反発する者も。その後Twitterを通じて同大学のある女子学生が「イスラム過激派組織やテロリストのほかに、そうではない普通のイスラム教徒もいるのですが学長は混同していませんか」と問いかけると、学長は「もちろん憎むべきはテロリストたちです」と慌ててリツイートしている。

同学長の父親は、政治に関しても保守的なコメントを多々放ってきたジェリー・フォールウェル氏。その亡き後を継いで2007年に就任した新学長は、父親ほど存在感をアピールできていないとも言われてきた中でこのたびの発言を放った。若者においては相手が銃を持っていると勘違いし、動転して射殺してしまう事件も多発しているアメリカだけに、「この方向性で正しいのか」と首をかしげる市民も多いもようだ。

※ 画像はedition.cnn.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)