ドイツの街をいかつい表情で歩く真っ黒なダース・ベイダー？　実はこれ、写真の“POLIZEI”の文字でもわかるように、ドイツの警察官の新しいユニフォームだそうだ。

銃乱射や自爆テロ事件が起きるようになっている近年のヨーロッパにおいて、凶悪犯との攻防を視野に入れれば警察官のスタイルもおのずとこうなるのであろう。このほどドイツの警察が新ユニフォームを発表したことを英メディア『mirror.co.uk』が伝えたが、どうやら“『スター・ウォーズ』のダース・ベイダーのようだ”と苦笑されているもようだ。

ヨアヒム・ヘルマン内部大臣により先週、ミュンヘンでお披露目されたこのユニフォーム。膝丈までの外套スタイルとなった新ユニフォームの重々しい雰囲気には、当の警察官らもやや困惑してしまったという。しかしそこに秘められているのは最新技術による防弾システム。布地の内側にはセラミック保護プレートが埋められ、軽量でも強いチタンでできたヘルメットがしっかりと銃弾をくい止めてくれると聞き、ホッとした者も多かったに違いない。

これを伝えた『mirror.co.uk』ですら、このヘルメットのデザインを“キノコの傘のよう”　“中華鍋をかぶっているかのよう”と表現したが、SNSでは1987年のSFコメディ映画『スペースボール』に『スター・ウォーズ』のパロディとして出てくるキャラクター、“ダーク・ヘルメット”のようだという意見が多くの賛同を得ているもようだ。

※　画像はmirror.co.ukのスクリーンショット。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）