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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】恐怖の合成麻薬“フラッカ”。幻覚で「電子レンジに人が…」と通報も(米)

米国でかなり蔓延している合成麻薬の“フラッカ(Flakka)”が、あまりにも恐ろしいと話題になっている。今年の春、フロリダ州でそれを使用した全裸の男が超人的なパワーで木に登り、「自分は神。木とセックスしている」と語るなどして逮捕されたニュースをお伝えしていたが、このたびはサウスカロライナ州から。幻視の症状に苦しめられ、自ら警察に通報する者もいるのだ。

あまりにも異常な症状を引き起こすとして米国で今もっとも警戒されている危険ドラッグが、中国で製造される合成麻薬のフラッカ(あるいはグラベルとも)。格安で販売されているため若者や低所得者層が気軽に手を出してしまうが、幻聴や幻覚のために異常行動や失態を犯す者も多く、使用量を誤れば死に至ることもある。

そのフラッカについて、このほどサウスカロライナ州のFOX系メディア『foxcarolina.com』が実際にあった逮捕例として、スパータンバーグ市プリンスストリート在住のブランドン・テリーとケーシー・ファウラーという男女の話題を紹介した。検察側が提出した起訴状によれば、2人は911番に電話し、オペレーターに「冷蔵庫とか電子レンジから人が続々と飛び出してくる! フクロネズミも」などと叫んだもよう。おまけに助けを要請しておきながら住所を誤り、保安官は現場到着に手間取ってしまった。

薬物の影響を疑っていた保安官にテリーとファウラーはそれを否定したが、「何もおかしなものは見えない」と言う彼らは「虫たちが乗物から降りてきて床を這っている。人がいっぱいいる。小人もカムフラージュされて潜んでいる」などと奇妙な発言を続けたため、保安官は2人の身柄を拘束。薬物検査を経て違法薬物の使用を含む6つの罪状にて起訴したという。

効果が長持ちするよう作られたフラッカは、死者を出すほど毒性も強いが、その後に再び求めたくなるような高い中毒性が問題だと専門家たちは警鐘を鳴らす。精神面での錯乱もだが、健康面では心臓にダメージをもたらすことがあるほか、体温が40度以上に異常上昇をみせることもあるそうだ。

※ 画像はatlanta.cbslocal.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)