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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】9歳息子を殺害されたママ、集まった寄付金で人気車を購入(米)

募金するという行為は、「悲しみ苦しんでいる人に寄り添い、励ましてあげたいが、何もできないからせめてお金だけでも」という温かい善意の気持ちから行うものである。寄付金を受け取った側はそれをどう使おうと自由ではあるが、やはり恵んでくれた人々が考える“良識の範囲”というものを一応は考えた方がよさそうだ。このほど米イリノイ州のシカゴ市で…。

シカゴで2日、ギャング組織と関わりを持つようになっていた父親のせいで、何らかの巻き添えをくらった形で殺害された9歳のタイショーン・リー君。犯人についてはいまだ手がかりすらつかめていないという。母親のカーラ・リーさん(26)の友人がそんな中、オンライン募金サイトの「GoFundMe」でファミリーに起きた悲劇と経済的困窮を訴えながら募金ページを設定し、4日間で17,000ドル余りを集めることに成功した。しかしカーラさんはその善意のお金を…。

そのお金の使途についてすっぱ抜いたのは、シカゴのメディア『WLS-TV』であった。カーラさんが2015年式のクライスラー200という2万ドル以上する人気の新車を購入したことを報じると、人々からは「そんなつもりで募金したのではない。息子さんの葬儀費用にも困っている様子だったから気の毒で募金しただけだ」との批判が続出した。またタイショーン君のメモリアルTシャツが作られて25~45ドルで販売されていたこと、「GoFundMe」にはタイショーン君の父親名義で“葬儀代に困っています”なる別の募金活動も短期間ではあるが展開されたことから、リー夫妻に入った収益は相当なものであったに違いない。

その後、SNSを通じて「私は息子に本当に愛されていた素晴らしい母親だったわ。それも知らないくせに私を叩いて、あんたたちはいったい何様なのよ。批判はもうウンザリだわ」と怒りをぶつけたカーラさん。このほど『Fox News』とのインタビューに応じ、「人生ずっと怖いことばかり、私だっていつ誰に撃たれ、乱暴されるかわからないわ。息子だって私の身の安全をいつも心配してくれていたのよ。私たちにはちゃんとした車が必要だねって」などと答えている。

なお車の購入資金について、数か月前から始めていた自分の貯金もかなり入っていると反論したカーラさんだが、それを信じる人々は少ないもよう。写真立てやぬいぐるみなどが添えられたタイショーン君の殺害現場では、8日午前3時ごろに不審火が発生。消防車が出動したことを『Chicago Sun-Times』紙が報道するなど、カーラさんに対する不穏な動きがあることは否定できないようだ。

※ 画像はfoxnews.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)