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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】業者が遺体を取り違える。葬儀前日、知らぬ墓に土葬された女性(米)

米シカゴのある町でこのほど、葬儀業者の手違いにより、葬儀の当日だというのに故人の亡骸を納めた棺そのものが見えなくなってしまった。遺族にとって非常に腹立たしく虚しい葬儀が行われたことを『CBS Chicago』が報じた。

イリノイ州シカゴのサウスサイドで7日、葬儀当日なのに遺体が見当たらないという意外な事件が起きた。とんだ不幸に見舞われたのはこのほど他界したエラ・メイ・ラトレッジさんとその遺族。亡骸がないため葬式は急きょ「追悼式」とその名を変更して行われたが、遺体の管理が不行き届きだとして遺族は創業83年の老舗葬儀業者「Leak & Sons Funeral Homes」を訴えるつもりだ。

「兄弟とともに棺の中の遺体を確認しましたが、すぐにこれは母ではないと気づきました。母はいつも爪を短く切りそろえていたのに、その遺体の爪は長く伸びていました。また白髪だらけの母のためにカツラを用意してきたのに、その遺体には黒くて長い髪が生えていたのですから」と娘のモニーク・ウィリアムズさん。担当者にそれを指摘すると、彼らは霊安室にあるほかの3遺体を確認するよう案内したが、そのどれも母親の亡骸ではなかったという。

母の遺体を紛失してしまったことから、セレモニーの間もその死を嘆き悲しむどころではなかったモニークさんをはじめとする遺族たち。やがて、エラさんはその前日である6日に別の家族によって「マウントホープ墓地」で永遠の眠りについていたという事実が判明した。その家族も了承したことから土葬されたエラさんの亡骸は掘り返され、その葬儀場に戻されたという。

※ 画像はchicago.cbslocal.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)