何でもはちゃめちゃ、クレイジーに騒ぐことが大好きなアメリカ人は、どんなジョークに対しても寛大…というわけでもないようだ。特に公序良俗、良識というものを重んじる警察官ともなれば、やはり容認できないと感じるものは取り締まるしかない。このほどワシントン州で…。
シアトルの南に位置するワシントン州タコマ近郊の州間高速道路5号線で10月27日、ある男の運転する車がパトロール隊員に呼び止められた。助手席に座っている赤ちゃんについてこっぴどく説教を食らった上、違反切符を切られたことをアメリカの複数のメディアが伝えた。
ゾンビさながらの外見も恐ろしいこの赤ちゃんを助手席に乗せることで、“2人乗りの車”を装ったその男。渋滞時にも比較的高速な走行が可能になるカープールレーン(相乗り専用レーン。2人以上で利用可能)を堂々と走っていたのであった。
おまけに写真(画像はwptv.comのスクリーンショット)が示す通り、人形を人間の子供だと主張するわりにはチャイルドシートに座らせていないことから、ドライバーとしての心がけもかなり悪いようだ。男はあっという間に道路交通法違反として136ドル(約1万6000円)の罰金を命じる切符を切られたという。
アメリカ人は寛大で陽気だが、フェアでない、ズルイことをする人間だけは大嫌い。当時、街はどこもかしこもハロウィンのお祭り騒ぎが続いていたが、この男が「ハロウィンのちょっとした悪ふざけ」と言い訳をしたところで、大目に見るものはまずいないはずである。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)