仏パリで発生した同時多発テロ事件につき、マドンナ(57)がショーの最中に言及。「愛する人を亡くし泣いている人がいるのに、私はどうしてここで歌い踊っているのか」などと語り、号泣した。
多数の死者・負傷者が出たパリの同時多発テロ事件に、人気セレブ達も動揺を隠し切れずにいる。マドンナはスウェーデンにてショーを開催し、そこで涙ながらにこう語った。
「悩んでいるの。愛する人々を亡くし泣いている人々がいるのに、私はステージで楽しんでいるのだから。」
「彼らは私達を黙らせようとしている。でもそんなこと、させるものですか。」
またマドンナはショーのキャンセルを検討したと言い、それでも自由をテロリズムに奪わせてはならないとして「決行を決めた」と明かしている。しかしマドンナは「全人類を尊重すべき」「愛をもってしか世界は変えられない」とも発言。さらに以下のようにオーディエンスに訴えかけた。
「無条件で愛することは難しい。自分と違い理解しがたいものを愛するのは容易くないけれど、愛さなくては。そうでないと、このような出来事は永遠に続くわ。」
これについて、米メディアの一部は「斬首をも厭わぬ残虐なテロ組織を本当に愛せるのか」「無条件の愛で残虐行為を止められるのか」と反論。「愛や尊敬、祈りでは彼らを止めることはできないだろう」との推論も伝え、マドンナの説く“解決策”にテロ抑止効果はないと示唆した。
※画像は、『Instagram madonna』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)