今月仏パリにて発生した同時多発テロ事件で、多くの死者が出たバタクラン劇場。そこでコンサートを開催していたロックバンド「イーグルス・オブ・デス・メタル」のメンバーらがインタビューに応じ、当日の惨状を振り返った。

世界を震撼させたパリ同時多発テロ事件は、今月13日に発生。現場のひとつとなった劇場でコンサートを開催していた「イーグルス・オブ・デス・メタル」も、この惨劇で大勢のファンと友人らを亡くした。

犠牲者の数89名という大惨事となった会場の様子を、バンドのメンバーは時折涙声になりながら、こうメディアに語った。

「何人かの人達は、俺達の楽屋に隠れたんだ。」
「殺人者らは中に押し入り、全員を殺害した。ひとりの子供を除いてはね。その子は、僕のレザージャケットの下に隠れていたんだ。」
「人々は死んだふりをしていた。」
「こんなにも多数の死者が出た理由は、多くの人々が友達を見捨てなかったからだ。実に大勢の人々が、あえて楯になったんだ。」

ちなみにバンドは無事にアメリカに帰国。その後Facebookに「安全に帰国したものの、僕達はまだ恐れ慄いている」などと書き込み、警察やFBIなどに感謝しているとも付け加えている。インタビューの全内容は、数日以内に公開予定だという。

※画像は、facebook.com/eaglesofdeathmetalのスクリーンショット。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）