次々と迫りくるコーナーに、カモメと付き合っているヒマなどまったくないMotoGPサーキットの選手たち。しかしカモメは大きな羽を広げ、真剣な走りを見せるライダーたちの目の前を悠々と横切ろうとしたのであった。そんなカモメにトップを走る選手は…。
豪メルボルン南方の小島に設けられた「フィリップ・アイランド・サーキット」で、18日に開催された『MotoGP第16戦』オーストラリアGP決勝大会。そこでアンドレア・イアンノーネ選手(ドゥカティ)についてはレース中にカモメを追い払うアクシデントが発生したが、その動画がスゴイと話題を呼んでいる。
選手たちが最速のスピードを競い合う中、海風に乗ってやって来たのはなんとカモメ。トップの位置で2周目の大きな左カーブを抜け、間もなく右カーブというイアンノーネ選手の前に右方向から突然カモメが現れ、両者のタイミングはあまりにも合ってしまった。そのままタイヤのスポークに絡んでも轢いても大変なことになるだけに、イアンノーネ選手は見事なヘッドバットでカモメを追い払ったのであった。
イアンノーネ選手は4周までは先頭を切って走っていたもののホルヘ・ロレンソ選手に抜かれ、しかしずっとトップ集団で2番手争いを展開。大接戦の末に優勝したのはマルク・マルケス選手で今シーズン5勝目、2位はロレンソ選手、イアンノーネ選手は3位となった。その後のインタビューでイアンノーネ選手は、「カモメは僕にキスしたかったんだってさ。だから言ったよ。“それならレース前に頼むよ。2周目なんかに出て来ちゃ危ないだろ”ってね」とジョークを交えて答えている。
※ 画像はYouTubeのサムネイル。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)