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このほどパキスタンで、理不尽な税の取り立てに苦しんでいた20代の男性が焼身自殺した。“無駄死に”で終わってしまうと知りながらも想像を絶する苦しみにわが身を委ね、自らの命をもって行政当局への不満を突きつけた男性。そんな姿に村では同情が集まっている。
パキスタン・パンジャーブ州のムルターンで12日、道行く人々はシャーバズ・アーメドさんの姿に大きなショックを受けた。たった24歳にして自ら人生の幕を下ろすことを決断した彼は着ている衣服に火をつけ、厳しい表情で前方をにらみつけながらひたすら歩いた。その瞳からは激しい輝きと強い恨みが放たれていたという。
あるところで力尽きて倒れたアーメドさん。火を消し止めようと住民が砂をかけたが、全身の皮膚の80%が焼けただれてしまった彼は搬送された病院で翌日に息を引き取った。ナイジェリアのメディア『naij.com』が伝えているところによれば、アーメドさんはいわれのない税の取り立てに苦しんでおり、彼らに公正さを求めたいとする抗議の気持ちから焼身という衝撃的な自殺方法を選んだという。
パキスタンやインドでは犯人を罰してもらえない強姦事件、誤認逮捕などに苦しめられた善良な市民が、当局の理不尽さや不公平さに抗議しようとぶつけようのない怒りを込めて焼身自殺する例は多い。ただしその死を当局が正しく評価し、再捜査するとは限らないのが現状である。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)