海外発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】ハロウィンの“悪ふざけ”がますますエスカレート(米)

ドッキリ系TV番組しかり、動画投稿サイトしかり、アメリカ人の“悪ふざけ”好きは今に始まった話ではない。しかし近年、米国ではハロウィンでの度を越した悪ふざけがもとでご近所トラブルが発生し、警察沙汰になるケースが激増している。やはり“アレ”が原因か…!?

アメリカでは毎年この時期が来ると、ハロウィンのディスプレイにまつわる事件、事故が次々と報じられるようになる。シリアスな悪ふざけに騙された者が911番通報する、不愉快だという近隣住民と喧嘩になる、ショックのあまり高齢者が心臓発作、運転中それに驚いて急ブレーキを踏み事故を起こす、子供たちが恐怖でその通りを歩けなくなるなどトラブルを挙げればキリがない。

今年、オハイオ州パルマのある家庭が繰り広げたハロウィンの悪ふざけに「アメリカ人よ、ここまでするか」と呆れかえったのは英メディア『dailymail.co.uk』であった。目を覆いたくなるような遺体のディスプレイは、人形とはいえあまりにもグロテスク。その家は「デンツラー小学校」からも近く、近所にはこれくらいの年齢の幼児がいる家庭も多いことから、住民は怒りと不快感をあらわにパルマの役所に苦情を申し入れた。しかし飾った側は「ハロウィンだし、これくらいどうってことないでしょ」と気にも留めず、職員も「表現の自由で違法性がないため、何もできない」と語ったという。

だが新たなる問題も出てきた。昨年ニューヨーク州のある町で、何気ない場所に女性の首なし遺体が放置されるという事件が起きたが、血の海にもかかわらず「どうせハロウィンのイタズラ」と解釈され、長時間通報がなかったことは世間で物議を醸した。米国では近年の“陰惨な殺人事件”系ディスプレイの増加傾向の原因について、多くの人が動画投稿サイトを中心としたSNSの普及にあり、どんどん悪い方向にエスカレートしているようだ。

※ 画像はdailymail.co.ukのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)