“猫にまたたび”ということわざがあるように、猫はまたたびの匂いで興奮し酩酊状態になることもあるという。このたびドイツで、1匹の猫がまたたびではなくワインでメロメロになっているところを発見された。米ウェブサイト『Buzz60』が伝えている。
ドイツ西部ヴュルゼレンのある家で飼われている猫“Aljosha”は、ふらっと出かけて数時間は帰ってこない放浪癖がある。ある日、いつものように家を出たがその日のうちに帰ってくることはなかった。心配した飼い主のClaudia von Bürenさんは、近所にビラを150枚も配ってAljoshaを必死に捜し続けた。そしてもう戻らないかもしれないと諦めかけていた7週間後、意外なところから連絡を受ける。なんと近所のワイン貯蔵庫で、ワイン3本(5200円相当)を飲み干し床に横になって動けない猫がいるというのだ。
駆けつけてみると、ワインの瓶は粉々に砕けてAljoshaは完全にノックアウト状態。Bürenさんは慌てて動物病院へ連れて行ったところ、急性アルコール中毒と診断された。それから3日間は二日酔いの症状が続いたそうだ。
米ニューヨークに拠点を構える非営利団体ASPCPA(アメリカ動物虐待防止協会)によると、猫がアルコールを口にするのはかなり危険な行為とのこと。これに相当懲りたのか、この事件の後Aljoshaは水を飲むことさえ極端に避けるようになったという。
※ 画像はBuzz60.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 A.C.)