現在、日本人女性の12人に1人が生涯で乳がんを患うと言われている。乳がんは早期発見、早期治療すれば治癒率が高いのだが、国内での検診受診率は諸外国に比べ低い現状にあるという。ピンクリボン月間となる10月、渋谷ヒカリエではピンクリボン活動の応援プロジェクトを実施する。

ピンクリボンとは、乳がん啓発活動を表す世界共通のシンボル。「乳がんで悲しむ人を一人でも減らしたい」との想いから、1980年代にアメリカで発祥した。日本でもピンクリボン運動の認知率は高まってきているが、セルフチェックをしたり、定期的に検診に行く女性はまだまだ少ない。さらに乳がんは比較的若い世代の罹患も増えており、若い女性にとっても決して他人事ではないのだ。

そこで日本生命は、20～40代女性が多く訪れる渋谷ヒカリエと協力し、共同プロジェクト『Pink Ribbon Project“BELIEVE IN PINK”』を10月1日より実施している。「BELIEVE IN PINK　じぶんに、やさしく。」をキャッチフレーズとし、女性たちに乳がん検診を呼びかけていく。2年連続で行われる同プロジェクトは、昨年に引き続きキャラクターにバービーを起用した。10月は渋谷ヒカリエが、バービーづくしになる。

まず渋谷ヒカリエ1階イベントスクエアでは、10月3日と10月4日の2日間限定で、参加型の撮影イベント「＃なりきりバービーPHOTO BOX」を開催する。等身大ボックスでは、まるでバービーになったような写真撮影が可能。さらに乳房模型によるしこり触診体験ができるブースを設置し、正しい自己触診の方法を紹介する。実際にしこりの感触を確かめることは、乳がんのセルフチェックに役立つはずだ。イベント開催時間は11時～19時まで。

また10月1日～10月10日までの期間、渋谷ヒカリエB1F～2Fのアーバンコア（吹き抜け空間）が、ピンクリボンプロジェクトのアートで埋め尽くされる。アーバンコア内側を利用した、エスカレーターから見上げる巨大メッセージは必見だ。

そして10月1日から31日までの1か月間は、渋谷のランドマークでもある、渋谷ヒカリエをピンク色にライトアップする。乳がんに立ち向かう希望の光として、プロジェクトを応援する。さらに同期間、東急東横線の特別仕様列車「Shibuya Hikarie号」をバービーとピンク色、リボン型の中吊りでジャック。電車内でも、乳がんの早期発見・診断・治療の大切さを広めていく。

女性にとって、定期的な乳がん検診は自分の身体を守ること。『Pink Ribbon Project“BELIEVE IN PINK”』は、より多くの女性が自分自身に向き合うきっかけとなるだろう。
（TechinsightJapan編集部　七海香）