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南スーダン共和国で16日に起きた石油タンクローリーの爆発炎上事故。死者が100人を超したとの情報もある中、爆発の引き金となったのはたった1本のタバコであった可能性が高いもようだ。
事故現場となったのは、南スーダン共和国の首都ジュバの西に位置するマリディ付近。満タン量の石油を積んだタンクローリーはジュバから西エクアトリア州に向かっていたが、衝突事故を起こして石油が漏れ出し、石油を盗みとろうと地元住民が群がったところで爆発が起きたという。
また引火の原因については、タンクローリーに群がった住民者のうち、不心得な者がタバコに火をつけたためという最新情報を『dailystar.co.uk』ほか複数の英メディアが伝えている。現在100名を超す死者が確認され、50名ほどの負傷者が病院で治療を受けているが、大統領報道官のAteny Wek Ateny氏は、死傷者の数があまりにも多いことと十分な薬品がないことから、どの病院もパニック状態に陥っていると発表している。
アフリカにおいて最も貧しい国家のひとつであり、2013年12月以降は内戦に苦しんでいた南スーダン。タンクローリーは整備されていない道路を長距離走行することから、同様の事態に巻き込まれることがままあるとのこと。「火気厳禁」の鉄則を1人でも守らない者がいたらこのような大惨事は何度でも起きるであろうという。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)