分娩台に上がり、まさに赤ちゃんを出産しようとしている女性の下半身。その隣には手でVサインを作って笑っている医師の姿まで写っている。そんな写真がSNSに投稿されたという事実に、病院は迷うことなく医師の解雇を決めた。このほどマレーシアで…。
医師のモラルを厳しく問うべき写真流出事件が起きたのは、シンガポールとの国境に面し、新興開発地域として有名なジョホールバルのある病院。分娩室に入り込んでいる何者かが、あるいは医療スタッフの誰かが産婦の下半身をこの女医とともに撮影した写真をSNSに投稿し、医療現場の責任者でありながら医師としてのモラルはどこへと物議を醸してしまった。
こちらの画像は先月22日、Facebookの“blogkerabubersuara”さんというユーザーが、医療現場の不適切な写真がSNSに投稿されて大変な閲覧回数を記録していると訴えたもの。モザイク処理があるものの医師が右手を産婦の陰部に添えているのは明白で、こちらではその部分をカットした上で紹介させていただくことにした。病院はこの女医を解雇し、マレーシアの警察もその医師の行方を追っているが、行方はわかっていない。
欧米では近年、真剣であるべき手術中の医師や看護師が携帯電話で写真を撮影したり、患者の体にふざけた扱いをしていることが報じられるなど、医療スタッフとしてのモラルや個人情報守秘の意識が低下していることが問題となっている。マレーシアでそうしたケースはこれが初めてとのこと。断罪すべきだとの意見が多いもようだ。
※ 画像はfacebook.com/blogkerabubersuaraのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)