米国で警察に逮捕・連行された人物のマグショットについては、こちらでもいくつもの珍エピソードをお伝えしてきた。このたびは、およそ犯罪者として似つかわしくないポーズを決めたマサチューセッツ州の男のニュースである。
マサチューセッツ州サフォーク郡のある道路で11日、工事中のレーンで危険走行をしていた車に注意し、停まるよう命じたリビア署の警察官。ドライバーの男は車から飛び出すと警察官を相手に大暴れし、公務執行妨害につき逮捕されたが、連行後に撮影されたその珍マグショットが話題となっている。
男の名はジョセフ・パーカー(34)。工事中のゾーンを走行するという逸脱行為と警察官を殴って脳震盪を起こさせるほどの凶暴ぶりに、警察官は別のパトカーの応援を要請。計7名の警察官がテーザー銃を使用しながらやっとパーカーに手錠をかけたが、乗せられたパトカーにおいてもウィンドウを蹴破ろうとする激しさで、金属探知機を当てるとそれも壊したという。昨年ミズーリ州ファーガソンで起きた警察官による黒人青年射殺事件に関してパーカーは激しい不満をぶつけたというが、リビア署に到着後のマグショット撮影では上半身裸になり、右手は顔の横で「最敬礼」という不思議さであった。
複数の罪状にて来月15日の出廷を待つ身となったこの男だが、設定された保釈保証金は25,000ドル。弁護士はこんなパーカーについて、最近ドラッグ絡みの犯罪で有罪判決が下っていたものの暴力事件を起こしたことはないとして、傷害、騒乱といった罪状に関しては「ドラッグの影響」を前面に出して弁護していく構えを見せている。
※ 画像はnydailynews.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)