エレベーターやエスカレーターで予測せぬ事故が次々と発生し、利用客が命を落としているこのところの中国。続いては、陝西省のある銀行でATMの利用客が感電したと『chinadaily.com.cn』が伝えた。
7月26日、中国・陝西省西安市にある「中国光大銀行(China Everbright Bank 本店は北京市)」の店舗ATMで、預金を引き出そうとした女性客が感電するという事故に見舞われた。被害に遭ったLiuさん(23)は銀行員により近所の病院に運ばれたが、2本の指において爪が破壊するほどの怪我をした。
Liuさんは「カードの暗証番号を入力したところで強い電気が右手から体にまで伝わったのを感じ、続いて腕の感覚が失われましたが、手の指先に痛みが現れ、薬指と親指の爪ははがれて血だらけになっていました。カードも機械に吸い込まれたままです」と話している。その後、同銀行本店のカスタマーサービスに連絡して苦情の申し立てを行ったLiuさんに、職員らは正式に謝罪。もう少し大きな病院での診察と治療を促したという。
またその後の調べで、事故が起きたATMからは人体が耐えうる限界とされる36Vを大幅に超える200Vもの高電圧であったことが判明。そのため同店舗はATMサービスを一旦ストップさせ、事故原因についてのさらなる調査を進めている。
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(TechinsightJapan編集部 Joy横手)