「I’m gonna wash your mouth out with soap!(その口を石鹸で洗ってしまうぞ!)」 欧米では、口汚い言葉や嘘をついた子供を大人が叱るときに、このようなフレーズを使うことがある。イギリスのとある公園で、実際に6歳の男の子の口を石鹸で洗ったとして23歳の男が逮捕された。男は罪を認め、このほど条件付きで釈放になった。男には、裁判で1年間の条件付釈放と100ポンド(約1万9000円)の罰金が命じられた。
この4月、イギリス東海岸に位置するサンダーランドの公園にてライアン・バートウェル(23)は、6歳のアルフィ・クック君が老人の杖を蹴飛ばそうとしているところを目撃した。バートウェルがアルフィ君を叱ったところ、アルフィ君は「あっち行け! このゲイボーイが!」と言い返してきた。このアルフィ君の態度に怒ったバートウェルは、近くの店から石鹸を買って公園に戻り、アルフィ君を押さえつけその口に石鹸を押しつけたという。
イギリスやアメリカには「嘘をついたり言葉遣いが悪いと、口を石鹸で洗うぞ!」と大人が子供に言うフレーズがある。実際に昔は“しつけ”として、子供の口を石鹸で洗う親も少なからずいたらしい。
アルフィ君とバートウェルは母親同士が友人で、お互い知らない仲ではなかった。公園での経緯も、アルフィ君側とバートウェル側の言い分に食い違いがある。今回の行き過ぎた他人の“しつけ”にソーシャルメディアでは賛否両論の声があがっている。
デイリー・テレグラフ紙のWeb版『telegraph.co.uk』によると、アルフィ君の母親リンさんは「23歳の男が6歳の男の子に暴行するのは行き過ぎている。この判決はジョークね」と語っている。
※ 画像はtelegraph.co.ukのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 月原きいら)