中国でこのほど、飛行機の車輪格納庫から落下したと思われる金属製の物体が上空から落下。工場の屋根を直撃したことが伝えられている。“カナダ製”の文字が確認できるという。

中国・上海で13日深夜、60kgもの重さがある金属製の物体が落下して工場の屋根を破壊した。この画像は中国のメディア『news.163.com』が伝えているその記事のスクリーンショット。現場で捉えられたさまざまな写真が、中国版ツイッター「微博（ウェイボー/weibo）」に流出しているもようだ。

その後の中国民用航空局の調査により、これはボーイング777型機の降着装置（車輪および緩衝装置）の一部を担うコンパートメント・ドアと特定。車輪格納庫が開くとともに落下したのではないかとみて、貼られているステッカーのシリアルナンバーから飛行機の特定を急いでいるという。

長辺は1メートルに満たないというが、重量のあるくさび形の断片が上空から落ちることは大惨事を招きかねない。このたびは幸いにも負傷者を出さずに済んだが、カナダでも飛行機のタイヤが落下して民家の屋根を破壊したことが報じられたばかりであり、「しっかりとした機体のメンテナンスをすべての航空会社に対して求めたい」との声があがっている。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）