女優業とは別に子育て、美容、クッキング、ガーデニングから言葉使いに至るまで、美しく生きる方法とやらを発信し続けるグウィネス・パルトロウ。「彼女が薦めるものは何でも高価」と敬遠されてきたが、このほどのテーマは“正しいあくびと呼吸法で健康に”とのこと。珍しく庶民的な内容だと話題を呼んでいる。
上流階級を気取る鼻持ちならないハリウッド女優として、嫌われっぷりがもはや最高潮に達した感のあるグウィネス・パルトロウ(42)。超自己主張型でハイソ向けな内容で知られるブログ『Goop』で、このほど珍しくお金のかからない健康法を教えてくれた。
トレガーセッションで知られるヨガ界のカリスマ、マイケル・リア氏とディナーをとったというパルトロウ。疲れた体、心、神経にはあごと首筋の筋肉を解きほぐすことが大事で、そのカギを握るのは質の良い「あくび」だそうだ。自然に任せて頭部をやや後ろに傾け、大きく口を開けてストレッチをすることになる「あくび」の姿勢。退屈だと出やすいが、それを無作法だと軽蔑する必要はなく、体にとってのストレスを放散させる大切なメカニズムだと説明されたという。
またリア氏は離婚関連の報道が続いたパルトロウを察してか、悩み事があったりしてなかなか眠れないという人々に胸式の「ウジャイ呼吸法」を紹介した。仰向けで手の平を上に向け両手・両脚を少し開き、お腹を常にへこませながら口は閉じ、舌先を巻きあげて空気の通り道を狭くしたら、ゆっくりと深い呼吸を鼻で行う。喉の奥で「スゥー」と囁くような音がすればOK。これを8~10回行うと自然と涙がにじみ、リラックスの効果が感じられるはずだという。
ヨガ、ピラティスほか、健康オタクもそれなりに多いアメリカだけに、「そんなのわかりきっている」という人々から、「大丈夫よグウィネス。あなたの写真をみるたびに大きなあくびが出てくるから」といった皮肉まで飛び出しているようだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)