南アフリカのクワズール・ナタール州ピーターマリッツバーグで、ある男とチャットアプリでやりとりを楽しんでいた女性。だが、彼に会った翌日に巧妙な手段で車を盗まれてしまったという。
今年の5月、女性はチャットアプリ『WhatsApp』で男と知り合った。男は「フランス・セグワバ」と名乗り、自称「神経外科医」。2か月間のチャットで仲を深めた2人は7月4日、対面を果たした。
そして翌日、セグワバは女性に「両親に会って欲しい。一緒にダーバンに行こう」と誘う。だが自分の車は修理に出しており、女性の車で向かうことを提案した。彼に夢中になっている女性は、すんなりと承諾する。道中でセグワバは「同僚に渡しに行くものがあるから」と、ある病院へ立ち寄ることになった。2人は病院内のカフェでコーヒーを飲み、同僚に会いに行くためセグワバだけが席をはずした。完全に彼が医師であると信じている女性は、セグワバが彼女の車の鍵を持って行ったことに気づかなかった。
女性はカフェで3時間も彼を待ち続けたが、セグワバは戻ってこなかった。連絡を取りたかったものの、セグワバが「ちょっと立ち寄るだけだから」と言ったために携帯は車の中に置いたままであった。さすがに待ちきれないと駐車場に戻った彼女は、車がないことに気づく。警察に届けたが、女性の携帯やセグワバの携帯もつながらない状態とのこと。彼女はようやく目が覚めたという。
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(TechinsightJapan編集部 FLYNN)