米テキサス州のペアランド警察が発表したところによれば、大リーガーの名外野手として5つのチームで活躍したダリル・ハミルトン氏がパートナーの女性に射殺されたもよう。その女性も自殺しており、真相を究明するには時間がかかりそうだ。
ヒューストンにも近い米テキサス州ブラゾリア郡のペアランドで21日、「ミルウォーキー・ブルワーズ」、「テキサス・レンジャーズ」ほかで外野手として活躍した元MLB選手のダリル・ハミルトン氏(50)が、パートナーの女性により拳銃で撃たれて死亡した。現場は自宅で、2人の間に誕生した1歳2か月の息子は児童保護局の職員により保護されたという。
警察官や救急隊員が駆け付けた際には、ハミルトン氏の体には被弾の痕が複数確認されたほか、彼を撃ったであろうパートナーのモニカ・ジョーダンさん(44)も別の部屋で拳銃自殺により死亡していたとのこと。ともに「Galveston County Medical Examiner」に運ばれて司法解剖の最中であるが、ジョーダンさんが口論の末にハミルトン氏を撃ち、自らの命も絶った可能性がきわめて高いとみられている。ジョーダンさんには2008年に前夫の家を放火したほか、家庭内暴力の犯罪歴があるという。
ハミルトン氏は2001年に現役を引退してからはMLBネットワークなどで解説を続けてきた。この画像はTwitterのページのスクリーンショットだが、アカウントはいまだアクティブで、事件があった前日の20日までいつも通り活発なツイートのやりとりがあったことが確認できる。MLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏は、「ダリルは野球解説者として実に有能でルックスや品も良く、ファミリー同然の親近感を抱いていた。すべてのメンバーがこの悲劇に強いショックを受け、打ちひしがれている」との声明を発表している。
※ 画像はtwitter.com/dham18のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)