このほど中国・浙江省で1人の男が警察官になりすまし、身分詐称につき逮捕された。男はその動機を「友人が逮捕されたという情報を聞き、自分なら釈放させられると思った」と話したという。

浙江省のある警察署にて監視カメラが捉えた1人の警察官。実は友人が賭博事件で逮捕され、その署に拘束されていると聞き、自分の演技によって彼を釈放させたいと考えて試みた“なりすまし警察官”だったのだ。

「私はXXX署に勤務している警察官ですが、XXXという男が逮捕されましたよね。ちょっと話がしたいのですが」などと窓口の職員と交渉し始めたニセ“警察官”。ところが逮捕の情報自体が嘘であったため、そのような男は拘束されておらず、詳しい説明を求められてしどろもどろに。あっという間に身分詐称がばれ、5日間も留置場に入れられたそうだ。

その問題の人物、服装は警察官そのものだが、ポケットに手を入れてガニ股で歩くなどどこか落ち着かない素振りであった。男は近くの警察署で実際にアシスタント業務にあたっていた経歴を持ち、制服はその時に手に入れたものだという。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）