近年、世界各地で急増している中国人観光客によるトラブルのニュース。眉をひそめたくなるようなマナーの悪さ、特に“排泄”に関する苦情が目立っている。このたびはタイのある有名な宮殿で、人々を不快にさせるそんなシーンが繰り広げられてしまったようだ。
またしても「中国人観光客はお断り」となりかねないトラブルが発生したのは、タイ・バンコクにあるアナンタサマーコム宮殿。大理石をふんだんに使用した有名な宮殿で、かつては国会議事堂であったほか迎賓館としても利用され、映画のロケ地に選ばれることもある美しい宮殿である。
このたび『バンコク・ポスト』紙が、この宮殿を見学する中国からの観光客グループの画像を紹介。その中で大胆にも下着をおろし側溝に向かって排尿しようとしている幼い女の子の姿が写っていたのだ。
同紙には「排尿、排便、ツバ吐きなど彼らのマナーの悪さにはもうウンザリだ」といった声が届き、タイ人の間では中国人観光客に対するバッシングがさらに拡大しているもよう。思い出されるのは今年2月、タイ・チエンラーイ県のワット・ロンクンという有名な寺院が、トイレの使い方が非常に不潔だとして“中国人観光客お断り”としたことである。
経済的に極めて豊かになり、世界の有名観光地、高級リゾート地はもはや中国人観光客だらけという昨今。最低限のルールを守るための旅の知識やマナー、譲り合いの精神などを一日も早く身につけてと願わざるを得ない中国人観光客は残念ながら多い。このたびの件についても、「中国人を引率するツアーガイドはもっとシッカリと指導して」との意見が集まっているもようだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)