セクシーなスタイルで飲食物を運び、たくさんの客に元気と笑顔を与えてくれるチェーンレストラン「フーターズ」の女の子たち。米ジョージア州から、あるフーターズ・ガールのハートウォーミングな話題が飛び出したもようだ。
アトランタの北に位置する米ジョージア州ロズウェル在住で、「フーターズ(Hooters)」レストランに勤めるようになって間もないというマリアナ・ビラリアルさん。彼女はドナーとして、健康な腎臓を片方摘出する手術を決意した。提供する相手は長年ひいきにして通ってくれていた常連客で、腎臓ガンを患い両側の腎臓を摘出していたドン・トーマスさんというやや高齢の男性である。
トーマスさんは妻を伴ってアトランタのメディア『WXIA‐TV』とのインタビューに応じ、「マリアナさんの存在はほとんど知りませんでした。でも彼女は私に、“自分には2つの健康な腎臓があるからその片方を欲しくないか”と聞いてくれました。なんと有難いとその申し出を受けることにしました。まさに人生最高の贈り物です」と語っている。
マリアナさんは最近、祖母を腎不全で亡くしていた。その命を助けるために自分が何もできなかったことが悔しく、そのためトーマスさんの闘病の話には誰よりも関心を持ち、深く心配していたという。腎臓提供について病院側は、「トーマスさんの命を救うばかりか、マリアナさんもその後に正常な腎機能を維持できると判断されなければGoサインは出せない」と説明。しかし検査でそれがクリアされ、5月29日に2人の臓器摘出・移植手術が行われたという。
※ 画像はnydailynews.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)