思い余って大切な家族を殺害した後に、自身も自殺を遂げる。家庭内で発生したそうした殺人事件ではかなり慎重な検視を要するものだが、このたびカナダのある男は、自身が犯したすべての罪をFacebookに綴ってから自らの命を絶っていた。しかもそれに一番に気づいたのは…!?
カナダのバンクーバーで7日、最も愛していたはずの妻と娘を殺害したランディ・ジャンツェンという男が、あることを済ませてから焼身自殺で2人の後を追った。それはFacebookに自分が犯した罪を記しておくこと。親族や警察にかけるその後の迷惑を最小限に抑えようと思ったのであろうか、ランディは家族を次々と殺害した事実と身勝手なその理由を長々とした文章でFacebookに綴っていた。
“私は殺人というこの世の中で最も悪いとされる行為を働いてきました。でも、これで痛みや苦しみに悩む者はいなくなったのです。最初に殺めたのは最愛の娘である可愛いエミリー。私は思わず銃を手にして彼女の頭を撃ちました。この子は偏頭痛のため重度のうつ病をわずらい、19歳だというのに日常生活がすでに機能しなくなっていました。”
“続いて殺害したのは、その母親である私の妻ローレルです。娘の死を知ったら彼女はどれほど嘆き悲しむでしょう。それならいっそのこと…。そして2日ほど後、姉のシェリーも殺しました。弟である私が殺人を犯したことを知ったら、彼女は恥ずかしくて生きていけないだろうと思ったからです。”
この大変な悲劇が発覚したのは、警察の職員がFacebookに不審な投稿内容があることに気付いたためで、警察官がその自宅に向かい、変わり果てた姿で倒れている遺体を次々と発見した。ランディは近隣の建物の中で焼死していたという。ステファニー・アシュトン巡査部長はこの件につき、言葉少なげに日頃からFacebookなど市民によるSNSへの投稿内容を監視しているという事実を明かしている。
※ 画像はtelegraph.co.ukのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)