統合失調症を患う男がこのほど激しい暴行事件を起こして逮捕された。たまたま目の前で遊んでいた2歳の男の子をいきなり蹴り倒し、いく度も執拗に踏みつけ瀕死の重傷を負わせたのであった。
幼い子供をレストランの外で1人で遊ばせていた両親。しかし気が付いた時、その子はある男に激しい暴行を受け、脳に大変なダメージを負って倒れていた。何の罪もない非力な2歳の男の子が見ず知らずの男に襲われるという、信じがたい事件を『新華網』などが伝えている。
事件は中国・陝西省の延安市で今月4日の夜に起きた。あるレストランの外で2歳の男の子が遊んでいると1人の男がその子に近づき、いきなり蹴り倒すとその上半身をいく度も激しく踏みつけ、ほうきで執拗に叩きつけた。途中から全く動かなくなってしまった男の子。監視カメラが40秒にもわたったその暴行の様子を捉えており、人々の証言もあって同市洛川県出身のWangという男が逮捕された。
監視カメラの映像を公開するメディアもあるが、激しい暴行の様子は目を覆いたくなるほど。関わりを持ちたくないとばかり、通行人やバイクに乗った人が無視して通り過ぎる様子も物議を醸している。男児は「西安市児童医院」に搬送され、何か所かの骨折と脳内出血に対する治療を受けて数日後に退院。今後しばらくは自宅での療養が続く。
男は統合失調症であったことが判明しているが、中国では精神疾患を抱えていても重い刑罰が下されることが多い。この事件を起こした同じ日に、男は見ず知らずの57歳の女性に対してもいきなり暴力を振るっており、ネット上には「この男には死刑判決が妥当」との声が圧倒的に多いもようだ。
※ 画像はshanghaiist.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)