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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】学生街のマクドナルドでアルコール呼気検査を実施「泥酔客お断りします」(英)

ファストフード・レストランの競争が激化する中、「客質の悪さが足を引っ張っている」と言われて久しいのが英米のマクドナルド。彼らはついに“泥酔客は入店お断り”とする措置を講じたもよう。英マクドナルドの店舗がアルコール呼気検査のキットを置くことになったというのだ。

英ケンブリッジにあるマクドナルドの悩みは、とにかく飲酒後に店にやってくる学生の多さであるという。喧嘩騒ぎ、酔っての迷惑行為に警察官が駆け付けて逮捕した件数は昨年150人近くにのぼった。警察官も店の従業員ももうウンザリという中で講じられたのは、店舗にアルコール呼気検査キットを用意すること。あまりにも酔っている客には、科学的根拠を添えて「入店をお断りします」と言うことにしたそうだ。

これを推進している一人であるケンブリッジ署のイアン・ウッド巡査部長は、「飲酒という行為は本当に多くの犯罪を引き起こしています。こうした動きにより人々に過度の飲酒を控えようという心理が働けば、犯罪件数の減少など何らかの効果が出るものと期待されます」と真剣である。

実はケンブリッジのマクドナルドのある店舗で先月、女性客が別の客に襲いかかられ、人種差別用語で侮辱されるという事件が起きていた。女性や子供が恐怖感を感じるような店舗から安心して足を運べる店舗へ。マクドナルドの広報担当者は、地元の住民や警察とのパートナーシップを大切にしながらよりよい環境づくりを目指していきたいとしている。

もっともこれに憤慨しているのは、身に覚えのある若者たち。ケンブリッジ大学の学生だというデクラン・アンフレットさんは、メディアの取材に「まるで人権を否定されているかのよう」と強い憤りを示す。彼らにとっては、ハチャメチャにお酒を飲んでからの“締めのマクドナルド”は半ばお決まりのコースであったそうだ。

※ 画像はdailystar.co.ukのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)