海外発!Breaking News

writer : flynn

【海外発!Breaking News】大麻合法活動家、テレビの生放送で堂々とマリファナ煙草をくゆらす。(南ア)

インタビューの最中、相手の発言に苛立った男性はマリファナ煙草に火をつけて吸い始め、イヤフォンを投げ捨てて席を立った。大麻合法化に向けて活動している彼だが、そんな無礼な態度がテレビで放映されてしまったため、大麻規制がさらに厳しくなるとの声もあがっている。

5月11日、南アフリカのテレビ局SABC(南アフリカ放送協会)のスタジオでは、麻薬やアルコールの規制管理をする公共機関『CDA(Central Drug Authority)』の副会長デビッド・ベイエバー氏が女性アナウンサーのインタビューに応じていた。スタジオのスクリーンには、大麻合法化の活動をしている『大麻ワーキンググループ(Cannabis Working Group)』会長のアンドレ・デュ・プレシス氏が生中継でインタビューに参加した。

ベイエバー氏は、マリファナ合法化への影響を調査しているものの、最近のゼノフォビア(外国人排斥)の問題のため進捗が遅れていることを説明。すると難しい顔をして聞いていたプレシス氏が、突然ベイエバー氏の発言をさえぎった。「CDAはこの調査発表予定が11年も遅れているじゃないか。最近起こったゼノフォビアなんて関係ないだろう、そんなのは言い訳だ」と言い放つと、マリファナ煙草を取り出して火をつけたのだ。

淡々と話し続けるベイエバー氏に対して、プレシス氏は煙を吐きながらカメラを見つめている。女性アナウンサーがプレシス氏に「最後に何かコメントはありますか」と聞いたところ、彼は親指を立てて煙をカメラに向けて吐き出すと「言いたいのはそれだけだ」と一言、イヤフォンを投げ捨てて席を立った。女性アナウンサーは最後まで冷静に対応していた。

このプレシス氏の一連の行動を、ベイエバー氏はまったく気づいていなかった。放送後「気づいていたのなら、絶対に何か言っていたよ」と語り、プレシス氏の振る舞いは無責任で、議論をしようとする姿勢が見られなかったと強く批判した。またベイエバー氏は「彼の態度は、将来マリファナが合法化されたときにマリファナ使用者がどのような行動をとるか実演したようなもの」と述べ、大麻規制がさらに厳しくなることを示唆している。

※ 画像はewn.co.zaのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)