口にした食べ物の中に毒や劇物が入っていたため、子供が病院に救急搬送されるというアクシデントが多々発生している中国。このたびは2人の幼児が口腔粘膜に劇的な炎症を起こして病院に運ばれたようだ。
中国・江西省でこのほど、日本でいう“100円均一”のような扱いで販売されている格安の菓子を食べた2人の幼児が、いきなり口元に激しい炎症を訴えて病院に急行したことを中国のメディア『lanzhou.cn』が伝えている。
「Jiu Jiang Women and Children’s Hospital」のベッドで、口周辺の皮膚・粘膜に真っ赤な潰瘍をたたえて痛々しく泣いているXiao Jingちゃん(3)とXiao Boちゃん(2)。その菓子に人体にとって危険な物質が含まれていた可能性が強く疑われているもようだ。患部が口ということもあって5日間の絶食が続いており、2人は現在も病院で治療を受けている。
付き添う母親のZhangさんは、「私達夫婦は共働きで、普段は子供を祖父母の家に預けています。安いこともあり、つい買い与えてしまったようです」と語っているが、安かろう悪かろうが許されるわけではない。中国政府が改善してくれるなどと期待して待っているのは時間の無駄だと言いながら、日本の食品を買いあさる中国人観光客ら。こうした事件が多発している限り、彼らの「爆買い」現象は止められないのであろう。
※ 画像はlanzhou.cnのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)