海外発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】ピンク色が好きな女性に飼われた猫、毛染めで死亡か。しかし…。(露)

動物のありのままの姿を愛するのではなく、何としても自分好みの姿に変えようと思うあまり、ペットに大変な負荷をかけてしまう人がまれにいる。ロシアで起きた悲劇の猫のニュースを英メディア『metro.co.uk』が伝えているが、飼い主は…。

現在、世界中の愛猫家や動物愛護団体を激怒させているのが、ロシアのレナ・レニーナさんという35歳の女性。ピンク色が大好きという人間が集い、それを自慢し合う“Pretty In Pink”なるパーティ・イベントが楽しくて仕方ない彼女は、毛を強烈なピンクに染めあげた猫を連れて参加し、人々の注目に大満足であったもよう。しかしこのほど、その猫は体をなめ続けたことで有毒物質が蓄積し、ついに死亡したと報じられてしまった。

レニーナさんがこだわり続けたピンク色になることを強要された猫。染料そのものが有害で、猫の弱い皮膚や神経に強い刺激とストレスを与えていたことは明白である。近所の住民はロシアのメディアに、昨年9月には猫がカラーリングを嫌がってか、一晩中ヒステリックな鳴き声あげていたと証言。周囲の目は非常に批判的であったが、レニーナさんは「獣医からもすすめられた。ピンク色には癒しの効果があり、その染料が栄養を与えるため、強くハリとコシのある強い毛になると言われた」などと主張したという。こうした事実に愛猫家、動物愛護団体が中心となり、レニーナさんを厳しく断罪するよう求めたいとする嘆願書をインターネットで作成。すでに数千名の署名が集まっており、間もなく地元警察に提出されるもようだ。

ところがこのたびの死亡報道に、突然「待った!」をかけたレニーナさん。その猫は元気で生きている、メディアの勝手な作り話だとして、ピンク色の猫の“最新写真”を発信したのである。「良かった」と安心する人がいる一方で、「生きているというのが事実だとしても、動物虐待に変わりはない。とんだ愚か者」、「別の猫ではないか」といった声もあがっているもようだ。その真実を知っているのはレニーナさん、彼女だけである。

※ 画像はmetro.co.ukのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)