サッカーの試合においては警察犬も誇り高き使命と節度を忘れ、ひたすら血を煮えたぎらせてしまうのだろうか。ブラジルでこのほど、警察犬が試合中のサッカー選手に大怪我を負わせてしまった。
ブラジル・ミナスジェライス州を本拠地とするサッカークラブ2チームの試合に、思わず警察犬も興奮してしまったようだ。Tupi対Democrataの試合中に、ボールを追いかけてピッチ外に出たDemocrataのストライカーであるJoao Paulo(本名:Joao Paulo de Souza Dantas)選手。すると側にいた警察犬が、いきなり彼の左腕に噛みついたのだ。くっきりと残る痛々しい歯型とひどい出血とともに病院に運ばれたPaulo選手に、医師は抗狂犬病免疫グロブリンを接種。順調な回復が見込まれているが、試合は0-1で彼のチームが負けている。
ここで思い出すのは米フロリダ州で起きた事件である。マイアミからもすぐというココナッツ・クリーク署の4歳の警察犬、ベルジアン・シェパードドッグ・マリノアの“レンゾ”は昨年11月にある容疑者を追跡していた警察官に噛みつく失態を犯していたが、先週も「ダンキンドーナツ」の従業員のふくらはぎにいきなり噛みつき、ついに栄えあるK9(ケーナイン=警察犬)の座から降ろされてしまった。
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(TechinsightJapan編集部 Joy横手)