生まれて間もなく母親から引き離され、人のもとで飼われることが多い犬たちは、飼い主を母親のように慕っているもの。裏切られれば涙すら流して悲しむのであった。
この画像は英メディア『metro.co.uk』が伝えているその記事のスクリーンショット。11日、英イースト・サセックスの「イーストボーン」駅で捉えられた写真の1枚である。このスタッフォードシャー・ブル・テリアは混雑する同駅の片隅にヒモで括り付けられ、目の前には水が入ったプラスチック容器が置かれたが、タクシーに乗り込んだ飼い主はさっと姿を消してしまったという。
心細く、寂しく、そして悲しかったのであろう。犬は1時間にわたり涙を流し、か細い声で泣き続けては見る者の同情を誘ったそうだ。結局現れない飼い主に、駅職員らはこの犬を迷い犬を保護する公営の「一時預かり所」に預けざるを得なかった。その施設は飼い主を捜し出すことに努め、あるいは新しい飼い主が見つかるまで世話を続けてくれるが、あくまでも一時的な措置である。
こちらでは2013年12月、中国のある動物園で起きた悲しい話題をご紹介していた。生まれて間もない子象がまったく世話をしようとせず暴力的に接する母親象から引き離され、動物専門の保護区へと移動。ひとりぼっちで5時間も泣き続けるというあまりにもかわいそうな写真が人々の涙を誘っていた。
※ 画像はmetro.co.ukのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)