娘の卒業試験の失敗は指導にあたった教師の落ち度…そう解釈した母親は学校に爆破を予告。米ニューヨーク州のすさまじいモンスターマザーが逮捕された。

わが子可愛さから行き過ぎた抗議行動に出るモンスターペアレントの存在は、米国でも大きな問題となっている。ニューヨーク市のスタテン島ではこのほど、ニュー・スプリングビルに住むカレン・シーロンという48歳の女が、娘の通う高校に対する脅迫およびハラスメント容疑で逮捕された。

シーロン容疑者は「スーザン・ワグナー高校」の進路指導カウンセラーに電話をかけ、「娘が重要なテストに落ちてしまったのは教師や進路指導者の指導が悪かったせい」と不満をぶつけた。また、爆弾を仕掛けて校舎ごと吹き飛ばしてやりたいなどと口走ったことから、学校がニューヨーク市警に通報。職務質問で爆破の意思が本当であることが確認され、5日に逮捕となった。

ニューヨーク州の公立高校に通う生徒たちは「リージェンツ・テスト」と呼ばれる州の統一テストを受ける義務があり、これに合格しなければ高校を卒業できない。学校事務局は今月3日、シーロン容疑者のもとに娘の不合格を告げる電話を入れていた。家庭の3人の子のうち、2人がその高校に通っているという。

※　画像はsilive.comのスクリーンショット。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）