ホットドッグのパンが、もしもパンではなくフライドチキンだったらもっと美味しいのに、と考えたことはあるだろうか。超こってり派の人々を唸らせるような商品をフィリピンのケンタッキーフライドチキン(以下KFC)が販売させたが、米英の人々もこれには大きく反応しているもようだ。
ホットドッグ・ファンの多いフィリピンにおいて先月下旬、KFCが地域・期間・数量限定で販売した新メニューの「Double Down Dog(ダブル・ダウン・ドッグ)」。この画像は米メディア『washingtonpost.com』が伝えているその記事のスクリーンショットだが、他にも『usatoday.com』、『dailymail.co.uk』といった米英のメディアが次々とこの話題を紹介している。
パンを使用しないというこの「ダブル・ダウン・ドッグ」は、ソーセージがジューシーなフライドチキンにくるまれたまさに“肉オン肉”の商品で、超こってり派にはたまらないはずだ。だが「思わずツバを飲み込んだ」、「食べてみたい!」といった肯定派がいる一方で、「見ているだけで胸焼けしそう。気分が悪くなる」、「寿命が縮む、ゴメンだ」、「商品を開発したKFCの良心を疑う」などと批判的な意見も多数出ている。
米英のKFC本部はメディアの取材に「そのような計画はありません」と回答しているが、フィリピンKFCのマーケティング・ディレクター、Errol Magdatoさんは「この商品はファンから絶賛されました。カロリーもダブルチーズバーガーと同じかそれよりやや低いくらいです」と述べており、話題はSNSでも大きな注目を集めてしまっている。イギリスでは1,700kcalのハンバーガーですら歓迎されてしまうとあって、米英のKFCがその検討に入る可能性は十分にあるのではないだろうか。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)