犬や猫などペットにも押し寄せてきている高齢化の波。ペットの健康に気遣ったフードが与えられるようになり、動物医療も進んだ結果、ペットも昔より長生きできるようになった。だが、それでもペットの寿命は人間よりも短い。高齢の愛犬へ飼い主が“感謝の気持ち”と“これからの希望”を綴ったWEB限定動画が公開されたので、ご紹介したい。
ここに興味深いデータがある。一般社団法人ペットフード協会によると、日本での2014年の飼育頭数は、犬と猫で2000万頭以上(犬が1034万頭、猫は995万頭)となり、今や15歳以上の子供(1633万人/総務省統計局「人口推計」)よりもペットの数の方が多いのが現状だ。また同協会によると、犬の年齢で最も多いのは「7歳以上(高齢期)」53%であり、「1~6歳(成年期)」40%を上回る。少子化が進み、ペットを家族の一員として長く慈しんでいる姿がうかがえる。
このたび公開されたWEB限定動画“『A LETTER TO MY DOG』~15歳の愛犬に捧げる今までの感謝と、これからの希望を込めた一つの手紙~”は、そんなペット事情を思わせる永野順子さん(71歳)と愛犬チョコちゃん(15歳半)が主人公だ。チョコちゃんはかなり独特な色をしていたため3、4歳までしか生きられないだろうと言われていたが、今では犬の平均寿命14.2歳を超え、ヒト年齢にすると約80歳という高齢犬だ。
永野さんは、人生のパートナーともいえるチョコちゃんに感謝の気持ちを綴った。「こんなに長生きしてくれてありがとう」「私を優しくしてくれて、友達をいっぱいにしてくれてありがとう」「うちの子になってくれてありがとう」と穏やかにチョコちゃんに語りかけ、3つの約束を提案する永野さん。「1は、長生きしてね」「2は、同じ長生きするならママと楽しく生きてください」「3は、今まで通り友達たくさんに愛されてください」。永野さんの胸に抱かれて安心しきってそっと目をつぶるチョコちゃんの表情に、観ていて優しく温かい気持ちになってくる。
この動画は、ペットの健康的な長生きを応援するプレミアムペットフードブランド『EUKANUBA(ユーカヌバ)』が制作したもの。永野さんとチョコちゃんは実際に同ブランドのフードを食べていることから出演が決まったそうだ。2月13日に公開され、すでに再生回数は30万回を突破した。「あなたがいなくなることを考えただけで、ママの心臓はギュッと詰まります」という永野さんの言葉が切ないが、限りある命だからこそ、ペットとともに過ごす日々を大切にしたいと改めて感じた人も多いのではないだろうか。
●『A LETTER TO MY DOG』~15歳の愛犬に捧げる今までの感謝と、これからの希望を込めた一つの手紙~
https://www.youtube.com/watch?v=fk3P2tAk-l4&feature=youtu.be
●EUKANUBA(ユーカヌバ)ブランドサイト
http://www.eukanuba.jp/letter-to-dog
(TechinsightJapan編集部 高沢みはる)