アラブの人気エアライン「エミレーツ航空」で、ほかの客の想像を超える快適な空の旅を楽しんでいるスコットランド出身の一般人男性がいる。超高級アルコールの栓が抜かれ、キャビアが盛られ、誕生日に乗れば特別なケーキを囲んでクルーと乾杯。いったい彼はなぜそんなに人気なのか。彼だけが持つ特別な“武器”とは…!?

モデルか女優のようなホットな客室乗務員をそろえていると評判のエミレーツ航空（Emirates、本拠地：アラブ首長国連邦ドバイ）。その飛行機に乗れば、クルーから必ず“あなたは最高のお得意様。いつもご利用ありがとうございます”と言われているのが、アンディ・マッギンレイさん（33）。同エアラインの大ファンで、ここ9年間ひたすら贔屓にして80か国を旅してきた。

フリークエントフライヤー会員（お得意様）の彼は、空席があればビジネスあるいはファーストクラスにアップグレードしてもらい、いつの間にかクルーの間でも人気者に。彼がドバイからバンコクへ向かった28歳の誕生日にはこの通りケーキやシャンパンが準備され、ファーストクラスのバーでサプライズ・パーティで祝ってもらった。またイラン特産のキャビア、10年もののドン・ ペリニヨン、8万円を超すヘネシー・コニャックなどを特別にふるまってくれたこともあるという。

スコットランドのグラスゴー出身でタイで英語教師をしているアンディさん。セレブでもないのに、ほかのお得意様といったいどこが違うのか。実はアンディさんは1つの武器を持っていた。彼の右腕にはエミレーツ航空のロゴを彫ったタトゥーがある。彼はその腕を見せては次々とクルーを驚かせ、ツーショットをたびたび撮っていたのだ。ドバイ本社にはフライトを利用した世界各国のセレブやトップアスリートの写真が飾られているが、マイケル・ジャクソンやクリスティアーノ・ロナウドと並んでアンディさんの写真もあるそうだ。

このたびもクリスマスプレゼントをこっそりと渡されたとし、アンディさんは「ロックスターになった気分だよ」と語る。航空会社はフリークエントフライヤー向けのさまざまな特典を用意しているものだが、アンディさんがここまでのVIP待遇を受けていることには、他の乗客も思わず嫉妬してしまうのではないだろうか。

※　画像はexpress.co.ukのスクリーンショット。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）