海外発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】“人生は航海。いつまでも続けてほしい”と夫の遺言。未亡人は豪華客船暮らしへ。(米)

“人生は航海なり”とはよく言ったものだが、それにまつわる面白いニュースが米国で話題となっている。夫の遺言だからという理由で、余生の舞台を豪華客船の中に移した未亡人。その暮らしはもう7年近くになるという。

米フロリダ州では今、フォートローダーデールの豪邸を売り払い、余生を豪華客船で過ごすことを選択した女性が大きな話題となっている。86歳のリー・ワッチステッターさんは、銀行家兼不動産鑑定士であった夫のメイソンさんを1997年にガンで亡くした。メイソンさんは死の前日、リーさんに“人生は航海。君にはいつまでもそれを続けてほしい”と話したそうだ。その言葉に背中を押され、リーさんは「ホーランド・アメリカライン」の客船を経て、現在は「クリスタル・セレニティ号」という豪華客船で暮らしている。

日本円にして年間1500~2000万円ほど費用がかかるため、夫と暮らした5ベッドルームの自宅を売却したリーさん。米メディアの『Asbury Park Press』には「私にクルージングのすばらしさを教えてくれたのは夫のメイソンです。50年間の結婚生活において、私たちは89ものクルージングを楽しみました。メイソンが私に残した言葉のおかげで、私はここでの暮らしを決断したのです」と話している。

人々から“ママ・リー”の愛称で親しまれているリーさんの豪華客船での暮らしは、美味しい食事はもちろんのこと、ダンス、ブロードウェイに負けないレベルのエンターテインメント、船長主催のカクテルパーティと楽しいこと三昧で、彼女は「ここはまるでおとぎの世界。ストレス知らずよ」などと話す。リーさんもそれなりの高齢であり、“人生は航海なり”の真意をとやかく議論するまでもないであろう。興味深いことに、その豪華客船では彼女のほかに3人の女性が同様の暮らしを楽しんでいるそうだ。

※ 画像はabc7news.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)