女性と結婚・離婚した過去を持ち、意外にも子煩悩で知られるラッパーのエミネム。彼がまさかのゲイをカミングアウトかと話題を呼んでいる。
2013年11月のこと、アルバム『ザ・マーシャル・マザーズLP2』に収録された複数の曲で、“faggot”というホモセクシュアルを侮辱したスラングが多用されていることから、同性愛を嫌悪しているのではないかと物議を醸していたエミネム(42)。白人ラッパーとして不動の地位を確立している彼が、ある“インタビュー”でゲイを告白していたことがわかった。
エミネムはこのほど、金正恩第1書記の暗殺を目論むストーリーであることから北朝鮮からと思われるサイバー攻撃を受け、公開は中止かとも騒がれていた話題の米コメディ映画『The Interview』にカメオ出演していた。そこで彼はジェームズ・フランコ扮するTVホストのインタビューを受けている。やはり『ザ・マーシャル・マザーズLP2』が引き合いに出され、同性愛についての率直な考えを尋ねられたエミネム。彼はいささか面倒くさそうな表情で「僕はホモセクシュアル、男が好きなんだ」と答えたのであった。
この映画は先月25日から全米で公開されており、Twitterではさっそく「エミネムがゲイをカミングアウトした!」と大騒ぎに。また同性愛者らは「ゲイの素晴らしき世界にようこそ」とまさに歓迎ムードであった。しかしハリウッドゴシップサイトが間もなく“エミネムは台詞に従っただけ”との情報を放ち、事態は沈静化した。
私生活において、娘のヘイリー・ジェイドさんを産んだキンバリー・スコットさんと20代であった1999年に結婚し、離婚、復縁の末、2006年に再びの離婚となったエミネム。だが大変な子煩悩を自負する彼はキンバリーさんの連れ子や姪まで扶養し、「しつけも愛情もどちらも大切」というイクメン・パパで鳴らしている。「ゲイというのは嘘と知ってガッカリだけれど、エミネムは真顔でキワドイ冗談を言う面白い男」というのがもっぱらの評判である。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)