ジンバブエの首都ハラレに続く大都市であるブラワヨ(Bulawayo)。そのブラワヨのある小学校が「ライオンに警告」の手紙を父兄宛に出していたことが1月17日にわかった。
最初の目撃証言は14日のこと。夜に稼働していた鉄道作業員がライオンを発見した。作業員は「自分の働いている場所からライオンが見えた。信じられなかったが、ライオンのうなり声を聞いて実感した」とその恐怖を語っている。その他にも2件、目撃者の報告があったという。
小学校の教頭は「住民から目撃したという報告はあったが、我々が実際にライオンを見たわけではない。しかし学校としてはライオンが目撃された茂みに近づかないよう児童に注意を促さなければならない」とし、父兄に手紙を送付することにしたそうだ。
ライオンの報告を受けた警察はその居場所を探しているものの、噂が広がりすぎて場所を特定するのが困難な状態となっている。また、父兄には子供の通学にできるだけ付き添うようにとアドバイスした。ある母親は、「住民の誰もがライオンに殺されるかもしれないと恐れて自由に歩き回れない。早くライオンを見つけてしかるべき処置をしてもらいたい」と訴えている。
観光地として有名なビクトリアフォールズ近郊でも、最近ではライオンなどの肉食動物が出没している。ビクトリアフォールズ近郊の村では、報告されているだけでも牛640頭、ヤギ420頭など家畜が襲われていた。
※ 画像はイメージです。
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)