不幸はわけもなく突然襲った。自動車修理工場で働いている男性整備員が突然殴られ全裸にされた挙句、車塗装用のスプレーで全身を白くペイントされたのだ。
この写真の人物は、南アフリカ・ピーターマリッツバーグにある自動車修理工場で働くBilaz Asanさんである。彼の体は塗料で全身真っ白になっており、腕はギプスで固定されている。彼は2人の男に工具などで殴られ、意識が無くなりかけたころに全裸にされると、車の塗装に使うスプレーで全身を真っ白にされた。男らはそれだけでは物足りなかったのか、工場の外の道までAsanさんを連れ出し、辱めを受ける彼を見せつけるように連れ歩いたのだ。Asanさんは隙を見て逃げ出したが、すぐに病院へ運ばれた。
だが、看護師が試みるも体に付着した塗料がなかなか剥がれない。そのため毛穴が詰まり、皮膚呼吸ができずに体温が上昇、Asanさんは何度も意識を失った。また塗料が口を塞いでいるために話すこともできず、顔の表情ですら見えないありさまだった。
病院側は苦肉の策として、皮膚への刺激が強い塗料用シンナーのテレビン油ではがすことに。目の周りや殴られた傷の部分などシンナーの刺激で激痛を伴ったが、翌日には体の半分ほどの塗料がふき取られた。顔も大部分が拭われしゃべることも可能になったAsanさんは、もう1人の従業員も襲われていたことを証言した。
犯行に及んだ2人の男は以前、この修理工場に車を依頼していた。そして7日の朝に工場へやってくると、1人の従業員に襲いかかった。背後からいきなり襲撃された従業員は、頭部に深い傷を負い病院へ搬送。その後2人の男はAsanさんを襲った。工場長は近所の人からこの事件を聞き、すぐさま警察へ通報した。男らは駆けつけた警察官に激しく抵抗していたが、催涙スプレーを噴射され逮捕された。あまりにも非情で野卑な事件に、被害者だけでなく近所の住民も恐怖に凍りついたという。
※ 画像はewn.co.zaのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)