米フロリダ州でこのほど、耐え難い悪臭とゴミの山に囲まれて暮らしていた幼児2人が保護された。その家に足を踏み入れた保安官や保護当局職員が唖然とするほどで、両親は逮捕された。
「あまりにも不潔極まりないその暮らしぶりは子育てとはほど遠い状況。これは育児放棄(ネグレクト)で完全なる幼児虐待に相当する」との理由で、フロリダ州サラソータ郡のベニスに住む30代の男女が逮捕された。ひどく散らかっている上に、カビ、腐敗した食べ物、ゴミ、タバコの吸い殻まみれの自宅からは2歳の双子の女の子が保護されたという。
『NBC2 News』が伝えているところによれば、逮捕されたのはウェスリー・ブノワ(35)とエリザベス・デイヴィス(32)。子供たちは服を着せてもらえないどころかオムツも着けておらず、子供用の寝室を含め壁や床の至る所に尿が飛び、大便がこびりついていたという。またバスルームやキッチンの排水溝はいずれも詰まって汚れた水が逆流しており、公開された写真では、トイレで使用するラバーカップがキッチンのシンクに置きっぱなしであることがわかる。
それでもデイヴィスは、保安官に「毎日ちゃんと掃除をしているし、私の目にはこれが不潔だとは思わない」と抵抗。さらに逮捕後、別々の部屋で取り調べを受けたこの男女は、それぞれが「アイツは子育てには向かない危険人物」と相手を批判し、保安官らを呆れさせたという。
※ 画像はdailymail.co.ukのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)