writer : maki

【エンタがビタミン♪】紅白歌合戦に「コブクロ、出てほしかった」。NHKの選考と世論のギャップ。

今年の『NHK紅白歌合戦』に出場する歌手が発表された。ジャニーズ、AKB48グループ勢が増える中で「出るはず」と思っていた歌手の名が無く、がっかりしたファンも多かったようだ。現在、ネットによるアンケートで「出てほしかった歌手」を調べているが、「なぜ、コブクロが出ないのか?」という声が少なくない。他にも今回の選考に対する様々な意見が出ており、NHKと視聴者(世論)のギャップが感じられる。

NHKより『第65回NHK紅白歌合戦』の出場歌手が11月26日に発表された。30日放送のバラエティ番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)で松本人志は「なんで?」と首をひねるような名前が6人くらいはあると毒舌を吐いている。一方、ゲスト出演した脳科学者の茂木健一郎氏は、NHKを視聴する若者が激減していることから「若手アイドルグループを出して、紅白くらいは見てほしいと考えているのではないか」と分析する。

NHKは選考基準は「今年の活躍」「世論の支持」「番組の企画・演出」の3点を中心とし、7歳以上の全国5000人を対象にランダムに行った調査結果とCDなどの売り上げやダウンロード数、有線・カラオケのリクエストなどのデータも参考にして決定したという。

Yahoo!ニュースの意識調査では現在、紅白歌合戦に出てほしかった歌手についてアンケートを実施中だ。途中経過では『アナと雪の女王』の劇中歌『Let It Go~ありのままで~』を歌った松たか子をはじめ、コブクロやゆずの支持が高い。

■今年の紅白歌合戦に出てほしかった歌手は? 

・「泉谷しげる」:1.1%(1,269票)

・「コブクロ」:11.6%(13,015票)

・「サカナクション」:1.6%(1,840票)

・「ゆず」:9.8%(11,022票)

・「Linked Horizon」:0.6%(671票)

・「aiko」:4.3%(4,832票)

・「高橋真梨子」:4.4%(4,944票)

・「DREAMS COME TRUE」:5.3%(5,936票)

・「浜崎あゆみ」:1.4%(1,539票)

・「Kis-My-Ft2」:3.1%(3,478票)

・「小林幸子」:3.3%(3,709票)

・「でんぱ組.inc」:2.6%(2,948票)

・「乃木坂46」:4.4%(4,932票)

・「BABYMETAL」:2.7%(3,000票)

・「松たか子」:23.1%(25,906票)

・「モーニング娘。’14」:7.6%(8,463票)

・「その他」:13.1%(14,500票)

(Yahoo!ニュース 意識調査調べ 対象は112,004人。12月1日17時45分時点。実施期間:2014年11月26日~2014年12月31日)

回答者からのコメントでは、「コブクロ楽しみにしてたのに、残念です」、「ソチ五輪の主題歌を聴きたかった。すごくいい歌だ」、「アイドルよりも、コブクロの綺麗な歌がいいよ」といった声や、「朝ドラにゆず使われたのになぜ出ない? 選考の意味わからん」、「ゆずが出場しないのは意味不明。女性のアイドル団体訳分からん!」、「48、4組もいらんでしょ。本当に歌を聴ける歌手に出て欲しかった。ゆずが出ないのは納得いかない」と、今年もコブクロとゆずは出るはずと思っていた人が多いようだ。

特にコブクロに関するコメントは多く、「コブクロが出ない理由が分からない。意味分からん。正直、他の人たちより選ばれるべきだと思っている」、「選考者の目は節穴か? ソチ五輪の主題歌を歌ってるコブクロと、バラエティーにしか出てない大御所と、本来どちらが出場すべきかはわかりますよね?」などの意見もあった。

松たか子の『Let It Go』を聞きたいと望む人は多いが、「妊娠中なので本人も断念したのかもしれませんよ」と配慮する声もある。また、ツイッターで“紅白落選した ちっきしょーー!”とつぶやいて話題となったaikoに関して、「aiko出ない紅白なんか観ない」、「常連組のaikoおらん紅白なんて紅白歌合戦じゃない!」などの声も出ている。

中には、「吉田山田に紅白歌合戦出場して欲しかったです。日々という曲あんなにみんなのうたでリクエスト多かったのに…」との要望もある。2人組アーティスト・吉田山田の『日々』は、『NHK みんなのうた』で2013年12月~2014年1月にかけて放送され話題となった。選ばれても不思議は無い楽曲だ。

現段階でのアンケート結果やコメントから考えると、NHKの選考基準を満たして選ばれた出場歌手と視聴者が望む歌手にかなりギャップがあることは否めない。あとは、「番組の企画・演出」を考慮して選出した歌手がどう盛り上げてくれるかに期待したい。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)