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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】携帯使用時の前のめり姿勢、文字入力で頸椎への負荷は最大27kgにも!(米)

携帯電話が首や肩に負担をかけることは知られているが、それをやめられないのが現代人である。だがこの数字を知れば、“ほどほどにしよう”と思うのではないだろうか。米NBCの朝の情報番組『TODAY』が興味深い話題を伝えた。

そもそも首は頭の重みを支えながら上下左右を向く役目を果たしているが、前のめりのポーズに長時間耐え得るようにできているわけではない。そのため携帯電話で文字を読んだり打ったりすることで首や肩が凝るのは、仕方がないことと諦めてしまいがちだ。だがその行為が首に与えている負担は、私たちが思っている以上に深刻なものであるようだ。

携帯電話を使う頻度が高くなるにつれ、首から肩にかけて非常に凝るようになった。首に慢性的な痛みを感じる。それは携帯電話で文字を打つ行為が大きな原因です。夢中になって携帯電話をのぞき込み、文字を打つ。そんな時、あなたの首には27kgもの負荷がかかっているのです。”

『Surgical Technology』という外科専門誌にて、なんとも恐ろしい数値を発表した「Surgical Technology International」。そもそも成人の頭と首を足した平均的な重さは5.98kgとのこと。正面を向いて立っているだけでも頸椎には4~5kgほどの負荷がかかっているが、携帯電話の普及により不自然な前のめりのポーズを強いられるようになった現代人においては、それが前傾15度で12kg、30度で18kg、45度で22kg、60度ではなんと27kgにもなると説明された。

“このたびの調査に協力してくれた人たちの携帯電話で文字を読んだり打ったりする時間は、1日あたり2~4時間ということでした。これを1年で計算すると、頸椎は700~1400時間も不自然な前傾姿勢を強いられているということになります。”

とにかく携帯電話の使用時間を減らし、使用しなければならない時は首を真っすぐに立てて使用する、そんな心がけが大切になるとまとめられた。

※ 画像はsurgicaltechnology.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)