超高級スポーツカーによる死亡事故で圧倒的に多いのが、スピードの出し過ぎでカーブを曲がり切れず、という事例。このほど米マサチューセッツ州でもフェラーリによるそうした事故が起き、乗っていた2名が死亡した。「ここまで大破するのも珍しい」との声が続出している。

米マサチューセッツ州ミドルトンのピーボディ通りで19日午後6時ごろ、2人の男性が超高級スポーツカーによる自損事故で命を落とした。この画像はCBS系の地元メディア『WBZ-TV』が伝えているその記事のスクリーンショット。原形をとどめていないが、この車は新型の真っ赤なフェラーリだそうだ。

事故を目撃した隣人のジェームズ・ギルロイさんは、同メディアに「炎の高さは6～9メートルにも上がり、911コールをしながらも、助けてあげてと言うにはもう遅いことを感じていました」と話している。車の中に取り残されたまま死亡した2名の男性については、身元の確認が急がれているもようだ。

事故の原因について、ミドルトン警察署長のジェームズ・ディジャンヴィトリオ氏は『WBZ-TV』のマイクに、「カーブが多い道路でスピードを出し過ぎ、コントロールを失って立木に激突したものと思われます。こうした車の事故の大半は、運転技術を過信するドライバーによるスピードの出し過ぎが原因です」と説明している。またミドルトン消防局長のフランク・ツイスト氏は、「あまりにも悲惨なクラッシュでご家族には深く同情します。小さな町ゆえ、この事故が人々に与えた衝撃はかなり大きいでしょう」と述べている。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）