米マサチューセッツ州の保育園でこのほど、預けられている1歳の男児がTシャツごとドアノブから吊るされている様子が目撃され、これに関わった複数の保育スタッフが解雇された。

このほど米マサチューセッツ州フレーミングハムにある「KinderCare」というデイケア（保育園）で、園庭に面した扉の外側のドアノブに、1歳8か月の男の子が着ていたTシャツごと吊るされるという事件が起きた。幸いなことに男児に怪我はないが、目撃者はその様子を州の乳幼児保育課に通報。「まるで幼い子が絞首刑にあっているかのようなショッキングな光景」とたとえたという。

このデイケアを運営している親会社の「Knowledge Universe」はすでに謝罪声明を発表しているが、事件が明るみに出てデイケアに地元メディアの取材陣が詰めかけた17日の朝、多くの保護者が『WBZ-TV』のマイクに「そんな事件があったとは知りませんでした。素晴らしいスタッフだと信じていたのに裏切られた気分です」と語っており、事実を隠そうとするデイケアの姿勢も反感を買っている。

この事件により解雇された保育スタッフは3名。男児をドアノブに吊るしたのは1名で、ほかの2名は面白がってその写真を撮影していたという。保護者の間では「自分たちの目の及ばないところで同じようなことがこれまでも行われていたのでは」と疑う声が多く、州警察も調査を開始。幼児虐待容疑での立件を検討するもようだ。

※画像はboston.cbslocal.comのスクリーンショット。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）