海外発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】81歳男性が性転換手術で女性に。「遅すぎるとあきらめないで!」(英)

人生どんなことでも“もう遅すぎる”と考えるより、“まだ間に合う”と考えるべきか。そんなことを教えてくれる80代の男性、いや、女性が英国にいた。この夏、高齢の体にメスを入れ、晴れて女性としての人生を歩み始めたのである。

イギリス空軍ではナビゲータとして任務につき、結婚後は3人の子どもと4人の孫に恵まれ、ごく普通の人生を歩んでいたイースト・サセックス州ニューヘブン在住の旧名ジェームズさん。しかし81歳にして今年7月、名を“ルース・ローズ”さんに改め、念願叶って女性としての人生を歩み始めたことを英メディア『Sunday People』とのインタビューで告白した。

「男性との肉体関係に積極的になるような年齢でないことくらい、自分でもよく分かっています。今はただ、自分に漂うこの素晴らしくフェミニンな雰囲気が嬉しいだけなのです。」

ルースさんほど高齢になってから性転換手術を受けるなど、イギリスではほかに例をみないとのこと。しかもこのニュースが大きな話題となっているもうひとつの理由は、それを行ったのがイギリスの国民保健サービス「NHS」が運営する公的医療機関で、費用もたったの69万円であったから。そうした手術は高額な費用を覚悟のもと、私立の医療機関において行われるものと考えられてきたのだ。

「NHS」は性同一性障害に苦しむ人々が、精神科を受診しながらも絶望感から自殺する率が非常に高いという事実に重きを置いたもよう。倫理上の問題から彼らがルースさんに承認したのは、9歳の時からその存在への違和感に苦しんでいた陰茎と精巣を除去する「性別適合手術(性転換手術)」と女性ホルモン療法のみ。豊胸手術は行われなかった。1961年に20代で結婚した妻に、内なる秘密を打ち明けないまま11年前に離婚していたルースさん。グランパのジェームズさんが突然グランマのルースさんになったことに、4人の孫たちの戸惑いは大きそうだ。

※ 画像はmirror.co.ukのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)