海外発!Breaking News

writer : shiina

【海外発!Breaking News】携帯電話狙いの強盗、機種にこだわる。「時代遅れ」と持ち主に突き返す。(独)

ヨーロッパ諸国ではスマートフォンの普及と共に、それを狙う強盗の増加が問題となっている。たとえばフランス、特に首都のパリではiPhoneを盗まれたという犯罪が後を絶たず、またドイツでも特にクラブやバーでスマートフォンを奪われる事件が続発している。そうした中、ベルリンで3人の少年らに携帯電話を盗まれた男性が、犯人から「このモデルは時代遅れだから」という理由で突き返されたという珍事件が発生した。

ヨーロッパ諸国におけるスマートフォンの普及は目を見張るものがあるが、同時に手のひらサイズの旧式の携帯電話も販売されており、それを使用している人も多く存在する。

どのようなモデルの携帯電話であったのかは公表されていないが、今回の被害者である18歳の男性も、こうした旧式の携帯電話、あるいは古いモデルのスマートフォンを使用する1人であったのだろうか。15日午前3時頃、ベルリンの地下鉄フランツ-ノイマン-プラッツ駅付近を歩いていた際、3人の少年らにナイフを突きつけられ、所持していた財布と携帯電話を奪われてしまった。だが間もなくこの少年らは男性の元に戻り盗んだ携帯電話を突き返したのだが、その理由が「この携帯のモデルが古すぎるから」というものであった。

被害に遭った男性は怪我もなく無事であったが、携帯電話が戻ってきたとはいっても強盗された事実に変わりはない。財布は盗まれたままであったため、彼は突き返された“時代遅れ”の携帯電話から警察に通報。その後間もなく、強盗犯である17歳の少年2人及び18歳の少年らは犯行現場付近で逮捕された。

※ 画像はabendblatt.deのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 椎名智深)