か弱い動物に対し、なぜこんなにも卑劣で残虐なことができるのであろうか。米カリフォルニア州の30代の男が、ガールフレンドの愛犬を殺し、調理して彼女に食べさせたとして逮捕された。
サンフランシスコから350kmほど北上したカリフォルニア州シャスタ郡レディング市でこのほど、ライアン・ワテンポーという34歳の男が家庭内暴力、動物虐待行為、ストーカー行為など複数の罪を犯したとして逮捕された。この写真は、レディング警察署が公開したものである。事件を担当した巡査部長のトッド・コーグル氏は「こんな陰惨なことをする犯人も珍しい」と語り、ワテンポーと美しいガールフレンドの間に起きた出来事をメディアにこう説明している。
口論が絶えず、暴力をふるってばかりいた中でガールフレンドが、ある日“大嫌い。地獄に落ちればいいわ。もう顔を見るのもイヤ、私に近寄らないで!”というメモを残して8月上旬に去っていった。これに激しく苛立ったワテンポーは、とんでもない復讐を思い立つ。熱心に謝罪して関係の修復を呼びかけると、彼女を自宅でのBBQに招くことに成功。破局から約1か月後、再び彼のもとを訪れたガールフレンドはそこで出された料理に舌鼓を打ったという。しかし帰宅途中の彼女に送られてきたメッセージには“犬料理は美味しかった?”の文字が。自宅に戻った彼女は家にペットの“Bear”がいないことを知り、敷地から切断された犬の脚を発見したのであった。
ガールフレンドはすぐさま警察に相談。こうしてワテンポーは動物虐待行為、ストーカー行為、家庭内暴力行為、銃刀法違反など複数の罪を犯した容疑で逮捕された。取り調べに対し、ワテンポーは「その脚を置いたのは自分だが、Bearではなく別の犬のもの。殺害はしていない」と犯行を否認。しかし嫌疑はまったく晴れていないもようだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)